近年ビブリオ病と言う病気がでる事が多く、昨年も6月頃にいけすの車海老が死に始めた為、水産試験場で検査してビブリオ病の診断結果だったので、これまでも発症後に与える薬はあり、これをエサに混ぜて与え拡大を防いでいました。結果がでて薬を与えて効き始めるまでの間やはり一定数死んでしまい、またこれまでの薬は、耐性がついてしまい、2度目、3度目はどんどん効果がなくなるものでした。またこれを投与した場合、完全に薬が抜ける3週間は車海老が出荷できなくなる為、出荷のシーズンに発症してしまうと大打撃になりかねませんでした。今回初投入した、デロビブリオは近年開発されたビブリオ病を予防するデロビブリオと言う菌で、発症予想の1カ月前からエサに染み込ませ与える事でビブリオ菌を抑制するものとの事で、人体には完全無害のもので与えても出荷の制限もなく効果があれば車海老の養殖においてかなり大きい不安が解消されます。昨年の冬出荷分の車海老がビブリオ病などで死んでしまいかなり不作だった為今年は大変期待しています。